ヒッチハイク旅行3日目〜ついにヒッチハイク初挑戦!プラハからブルノへ〜

ヒッチハイクが楽しみすぎて今日もあまり眠れないまま朝になり、荷物をまとめてドミトリーをチェックアウト。昨晩調べておいたヒッチハイクできそうな場所を目指した。
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BRNO(ブルノ)と大きく書いて…

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ここで挑戦することに。

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道路の脇に立ち、左手でスケッチブックを持ちながら右手を前に伸ばし、親指を立ててヒッチハイクのポーズをとる。

ガソリンスタンドにいた人にジロジロ見られて恥ずかしかったけど、10分も経つと人の目線なんてどうでもよくなった。

多くの運転手がこっちを見てはくれるものの、親指を下に向けて通り過ぎてしまう。最初に親指を下に向けられた時は「死ね」という合図を送られたのかと反射的に思ったが、こっちが親指を上げてるんだから下に向けるのは「ごめん無理」という合図なのだろうと、ポジティブな解釈をした。

30分程経過した頃、道路の脇の森からバックパッカーの2人が現れた。そしてスケッチブックを掲げている私を見つけるとすぐに近づいてきた。チェコ語で話しかけられたので分かりまへん顔をすると、英語に切り替えて話してきた。2人はチェコ人で、よくヒッチハイクを一緒にしているらしい。両者ともイギリスにはいないタイプのクソイケメンだった。世間話をした後、二手に分かれてヒッチハイク再開。チェコイケメンコンビは道路脇ではなく、ガソリンスタンドに入って来る客に必死に交渉していた。チェコ語強し。

それから1時間ぐらい経過しただろうか、車はまだ1台も止まってくれない。そして意外にも、チェコメンコンビも車を捕まえられずに苦戦していた。更にこの場所を良くないと判断したのか、別の場所へ移動してしまった。Good luck!と言い別れを告げた。

雨は降っていなかったが昨日に引き続き極寒だったため長時間外に立っているのはキツく、現地人でも捕まえられないのにヒッチハイクなんてできんのかよと少し不安にもなり、一旦ガソリンスタンドの向かいのコーヒーショップで休憩することに。

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風でビラビラしてウザいので紐で縛ってみた。

仕切り直して再開。今度はチェコメンを見習ってガソリンスタンドに入って来る客と直接交渉をすることに。
しかし、仕事の途中でガソリン入れに来ちゃいましたみたいな顔したおじさんばかりで、なかなか声をかけ辛い。人を見定めていたところで始まらないので、次入ってきた車に絶対交渉しようと決心したその時、ガソリンスタンドに止まっていた1台の車から男女が出てきた。女性はスケッチブックを持っている私を見てニコッと笑い、ガソリンスタンドの向かいのコーヒーショップに入って行った。

一目でイケると確信した。あの目は確実に私に興味を示していた。

この人達に交渉してみようと思い店の近くで出待ちをし、先程の男女2人に声をかけた。ヒッチハイクをしている日本人だということを伝え、これからどこに行くのかと尋ねると、「ブルノに行くけど乗るか?」という返答。まだ乗せて下さいと頼んでもないのに。
喜びが隠しきれず日本語で「よっしゃー!!!」と叫んでしまった。
既に店の中で、「あいつ乗せてやろうぜ」と話してくれていたんだろうなと感じたぐらい、すんなりと乗せてもらえた。

粘ること3時間、やっと乗れた嬉しさは言葉で表せないほどのものだった。初めてのヒッチハイク、運よく成功。

まずは車内で自己紹介。女性はアナさん、男性はヤロスラブさん。2人はカップルで、今日はブルノで開催される会社のパーティーに向かっている途中だったという。

ヤロスラブさんは英語が苦手であったため、アナさんに通訳をしてもらいながら会話をした。
まず最初にアナさんに聞かれた質問が「北海道、本州、四国?どこらへんに住んでるの?」である。普通の外国人は四国なんて知らない。
実際に来てみて感じる日本とヨーロッパの一番の違いは何か、日本人はホリデーなどで海外に行った時に会社の人にまでお土産を買わなければいけないのか、感染予防以外にも日本人がマスクをしている理由はあるのかなどなど、よくある質問からコアな質問まで多くのことを尋ねられ、全て正直に思っていることを話した。
よっぽど日本に興味があったのか質問は尽きず、リアルな日本人の意見は非常に面白がってもらえた。そして、6ヶ月勉強しただけでそんなに英語を喋れるなんて凄いと褒められたのは素直に嬉しかった。

アナさん特製のサンドイッチを貰った。

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めっちゃ美味しい!と言うと、「日本人は例え嫌いなものであっても、嫌と言えずに受け取るというのは本当?」と聞かれた。このタイミングでその質問!?と思いながらも、「ヨーロッパ人とは違い、嫌でも断れないのが典型的な日本人なのでそれは本当です」と答えたが、サンドイッチは本当に美味しかったので、「でも私は嫌なら嫌という人間であり、このサンドイッチは本当に美味しいです」と念を押した。もう1つサンドイッチをくれた。

チェコ産の飴も頂いた。

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「いっぱい入ってるから友達みんなに1つずつ配ってね。日本人はお土産を配らないといけないんでしょ?笑」と。伏線を回収してきた。

私たちの名前を日本語で書いて!と言われたのでひらがなカタカナ漢字で書き、ますます日本語に興味を持ってもらえたので詳しく説明した。

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ヤロスラブさんのヤロ(jaro)はチェコ語で「春」、スラブ(slav)は「祝う」という意味だそう。

何故ひらがなカタカナ漢字の3つをミックスして使うのか、縦書き横書きどっちなのかなどの質問にはもう慣れているのでスラスラと説明。そしてそれら全てを聞き返しながらメモを取る勉強熱心なアナさん、良い人すぎる。

日本語に興味のある外国人との会話でお勧めしたいのが、「ひらがなとカタカナは50個ずつあって、漢字は数え切れないけど、2〜3000種類の漢字を常用してるよ!」というフレーズ。中国人以外の誰もが驚愕する切り札。アルファベットはたった26個しかないから驚くのも当然だ。そして必ずと言っていいほど「だから日本人は頭がいいのか!」と返されるが、もちろんそんな訳はないので、「日本に生まれて日本で生きていれば誰でも覚えられるよ!」という補足を忘れてはいけない。
しかしこうして日本語に訳して字で表すと非常に図々しく見えてしまうな…。英語だとこの図々しさは消えて必ず盛り上がります。言いようです。

今夜会社のパーティーがあって、その後にロックバンドのライブもあるんだけど来る?という凄すぎるお誘いも頂いた。断る理由など勿論ない。行けるのであればもちろん行きたいです!と即答。すぐにヤロスラブさんが会社の人に電話をしてくれた。
しかし、残念ながらチケットがないと中には入れずそのチケットも余っていないとの回答。アナさんは、誘ったのに本当にごめんなさいと謝ってくれたが、そんな気を使わせてしまってごめんなさいと、こちらの方が申し訳ない気持ちになった。

途中のガソリンスタンドでトイレ休憩。一緒に写真撮りたい!撮ろうよ!とテンションの高いヤロスラブさん。まさか向こうから言ってもらえるなんて…と嬉しく思いながら「こちらこそお願いします!」と言い、撮影。

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プラハを出発してから3時間、200km以上の道程を経て無事ブルノに到着。

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別れ際に2人のフルネーム、電話番号、なんと住所まで書かれた紙をもらい、「次にチェコに来ることがあったら是非私たちの家を訪ねに来てね!」と言われた。
涙が出そうだった。ヒッチハイクをしてこんな良い人に巡り会えるなんて思ってもいなかった。
アナさんヤロスラブさん、今日は本当にありがとうございました。どんな形であれこの恩は必ず返します。


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