【年間100冊ぐらい本を読むぼくが選ぶ、今年読んで面白かった本ベスト7】

久しぶりの更新です。今年はお仕事、麻雀、たまに読書の毎日で、完全にブログサボってました。
今日は大晦日で暇なので、今年読んだ本の紹介でもしようと思います。

【年間100冊程本を読むぼくが選ぶ、今年読んで面白かった本ベスト7】

7位 辻堂ゆめ『いなくなった私へ 

「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作。
ぼくの仲の良い友達の友達が書いた小説で、発売前から気になっていました。複雑な設定にもかかわらず、しっかり伏線を回収しているところが素晴らしい。

『5分で読める!ひと駅ストーリー 旅の話』に入っている、辻堂ゆめさんの「星天井の下で」という作品もオススメです。

たまには青春系の話もいいねぇ、なんて思いながら読み進めていると、思いっきり裏切られます。僅か8ページの短い物語に、あれほど引き込まれたのは初めて。

辻堂さんのこれからの活躍に期待しています。

6位 伊藤計劃『虐殺器官』

SFを全然読んだことがないぼくにとって、この作品はあまりにも衝撃的でした。圧倒的な世界観。人工筋肉のリアルな描写が、今でも脳内に鮮明に映し出されます。

5位 福地誠&みーにん『統計で勝つ麻雀』

世の中に麻雀の本は腐るほどあります。
多くの本では当たり前のように、「ツイてるときは〜」とか「ノッているときは〜」などといったワードが出てくるんですよね。

残念なことに、現実にそんなものはありません。”運”や”ツキ”や”流れ”というのは、あくまで結果論なのです。

昔ながらのオカルトを一切断ち切り、ネット麻雀天鳳の膨大なデータから導き出した戦術を1冊にまとめたこの本は、100%デジタル打ちのぼくにとって正に求めていた作品でした。

麻雀が強くなりたい人は必読です。

4位 サイモン・シン『暗号解読』

『フェルマーの最終定理』で有名なサイモン・シンさんの作品。
専門的な知識を、一般人に理解できるように噛み砕いて説明する力量がすごすぎます。
また、青木薫さんの訳し方も素晴らしく、非常に読みやすいです。
直訳感がありすぎて読みにくく、途中で諦めてしまう本って結構多いんですよね。訳が下手くそなせいで読む気が失せてしまった本が、今年だけでも10冊ぐらいはあるような気がします。

青木薫さんの書く文章は、そんな直訳感を一切感じさせないところが最高ですね。

3位 FUKUDA(W) 『消しゴムをくれた女子を好きになった。』

ぼくは基本的に恋愛小説は読まないのですが、これだけは別物。男なら誰でも経験するであろう厨二感や童貞感満載で、最初っから最後までめちゃくちゃ笑えます。
相当脚色されてるにしても、実話を元に作られたってところが良いんですよね。
ラストは圧巻。

2位 道尾秀介『カラスの親指』

道尾秀介さん独特の、程よい気持ち悪さにハマりました。
『ラットマン』も『片目の猿』も面白いんだけど、個人的には『カラスの親指』が一番でしたね。どの作品もうまーく読者にミスリードさせて、騙してくる感じがたまらない。
どんでん返し系最高峰だと思います。

1位 藤沢数希『ぼくは愛を証明しようと思う。』

正直載せるか迷いましたが、1位はこれしかないでしょう。今年話題沸騰となった恋愛工学の小説。ネットでは批判の嵐だけど、内容的に無理もない。小説よりも圧倒的に週刊金融日記の方が面白いんだけどね。

これを機に、また気まぐれでブログを更新するかもしれません。よろしくお願いします。


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